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"ベトナム"のかいぎ。④

カントーの朝早い。

早朝4時。煌煌と光る商店の軒先を、ホテルの5階から見下ろす。

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暗闇の船着き場。
『コンニチハ〜!』その陽気な雰囲気と片言の日本語に、身構える一同。
(身構えたのは僕一人かもしれないが・・。)
おやっさん、その手は食わぬぞ。ホーチミンの荒波に揉まれた我々をナメるでない!


・・・おやっさん、あんたも船に乗り込むのかい?!・・・

↓ 船頭さんに、お世話になります。

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広大なメコン川
水上マーケットの賑わいを楽しみに、乗り込んだのだが・・。
人の気配というものを感じない。
ホーチミンの、あの空気とは、まさしく別のもの。・・・寒い。

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まだまだ行きます。

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ガチャン。いそいそと小船を横付けする、姉さん。
新メンバーの加入かな?
いえいえ、"行商。feat.メコン"です。
『よっ!ここにも、ベトナムの空気がある。』・・安心。

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見えてきた。見えてきた。

 

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水上生活を営む人々の、風景。

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水上マーケットの参入者達も、また。テト(旧正月)を除き、ココ水上で暮らすそう。

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ジャングルクルーズよろしく、粗削りの自然の、只中を行く。
『これ全て、造り物だったりして。』こんな言葉が口をついた。

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静寂を切り裂く、着信音。
近代化の波が否応無く迫ってる。
「水上空間、総造り物説」も、あながち・・。

小島に上陸。
おなじみの小鳥と、並ぶは、ネズミに貝。
小鳥を愛でることは存じておりますが、こういったものも同様なのですね?

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↓ 隣に鎮座するは、タンドールのようなもの。

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なるほど、こういう事ですね。・・なるほど。

今回は、2部構成。。
ということで、ちょっとBreak。

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〜 ヤシの木。〜
ヤシの木は万能です。
実にはジュース、ココナツオイルにナタデココ
外側の繊維は燃料に。
幹は柱に、葉は屋根に成る。



自然と共に生きる。それは自由か、不自由か。

田舎暮らしに農業。慌ただしい日常を生きる人々の目にそれは、自由で、魅力的に映る。
自身も、例に漏れず、そんな暮らしに憧れていた。
改めて目にした事で、その考えを疑う。
一方で、食べ物に溢れ、水は豊富。樹木を加工すれば、家も。船だって作る事ができる。上司の圧力に、人間関係のしがらみ。そこから離れた生活。時間に追われる事も無い。
他方、いや言い換えれば、彼らは自然から離れて生きることはできない。自然に生かされる存在なのかもしれない。

旅の途中に、こんな出来事があった。
おもむろに船尾へ移動する船頭さん。船のへりにぶら下がった格好で、川におしりを沈める・・。スッキリとした表情で、笑みを浮かべながら現場を指差す、船頭さん。

突然の出来事に面食らうも、「これがココで生きるということか。」と。
船頭さんのトイレから、自然に生きるという事の意味を考えた。